「上司の理不尽な発言にイライラが止まらない」
「将来のことが不安で胸がザワザワする」
「嫌な出来事を何度も思い出して落ち込んでしまう」
生きていればストレスは避けられません。
大切なのは、ストレスをなくすことではなく、「溜め込まずに上手に逃がす(コーピング)」技術を身につけることです。
やけ食いや衝動買いは、一時的にはスッキリするかもしれませんが、後で自己嫌悪に陥り、かえってストレスを増やしてしまいます。
今回は、副作用がなく、いつでもどこでも実践できる「科学的に効果のあるストレス解消法」をご紹介します。
Contents
1. 呼吸をコントロールする(マインドフルネス呼吸法)
ストレスを感じている時、私たちの呼吸は浅く、速くなっています。
これは体が「戦闘モード(交感神経優位)」になっている証拠です。
逆に言えば、呼吸をゆっくりにすれば、強制的に脳を「リラックスモード(副交感神経優位)」に切り替えることができます。
【4-7-8呼吸法】
米国の医学博士が提唱した、強力なリラックス呼吸法です。
- 口から息を完全に吐ききる
- 鼻から4秒かけて息を吸う
- 息を7秒止める
- 口から8秒かけてゆっくり息を吐く
これを4セット繰り返してください。
息を止めることで血中の酸素濃度が上がり、長く吐くことで副交感神経が刺激され、驚くほど心が落ち着きます。
会議の前や、寝る前にもおすすめです。
2. 紙に書き殴る(エクスプレッシブ・ライティング)
頭の中だけで悩んでいると、不安はどんどん膨らんでいきます。
そんな時は、思っていることをすべて紙に書き出してみましょう。
「あいつの言い方が腹立つ」「自分はダメだ」「疲れた」
誰に見せるわけでもないので、汚い言葉でも構いません。とにかく感情を言語化して外に出します。
心理学では「筆記開示(エクスプレッシブ・ライティング)」と呼ばれ、数分間書き続けるだけでメンタルが安定するという研究結果が出ています。
書き終わった紙をビリビリに破いて捨てれば、さらにスッキリします。
3. 「自然」の動画を見る
私たち人間は、自然に触れるとストレス値が下がるようにプログラミングされています。
実際に森や海に行けなくても、写真や動画を見るだけで効果があることがわかっています。
YouTubeなどで「焚き火」「雨の音」「森林浴」などの動画を5分間ボーッと眺めてみてください。
自然界の音に含まれる「1/fゆらぎ」というリズムが、脳波をα波(リラックス状態)に導いてくれます。
4. ガムを噛む(リズム運動)
スポーツ選手が試合中にガムを噛んでいるのを見たことがありますか?
あれは行儀が悪いからではなく、緊張を和らげ、集中力を高めるための合理的な行動です。
「噛む」という一定のリズム運動は、幸せホルモン「セロトニン」を分泌させます。
イライラしたら、ガムを噛んだり、貧乏ゆすりをしたり(誰も見ていない場所で!)することで、脳を落ち着かせることができます。
まとめ:自分だけの「ストレス解消リスト」を持とう
ストレス解消法は、一つではありません。
「これをやれば大丈夫」という手札をたくさん持っている人ほど、ストレスに強くなれます。
- 深呼吸をする
- お気に入りのコーヒーを飲む
- 好きな音楽を聴く
- ペットの動画を見る
- 紙に書き出す
自分なりの「コーピングリスト(対処リスト)」を作っておき、イライラを感じたらすぐに実行してみてください。
感情に振り回されず、自分で自分の機嫌を取れるようになれば、毎日はもっと生きやすくなります。

