「部屋が物で溢れていて落ち着かない」
「休日は片付けだけで終わってしまう」
「捨てようと思っても『もったいない』と思って手が止まる」
このように、片付けに関する悩みは多くの人のストレス源になっています。
物が溢れた部屋は、視覚的なノイズとなり、無意識のうちに私たちのエネルギーを奪っています。
そこで実践したいのが「断捨離(だんしゃり)」です。
断捨離とは、単に「物を捨てる」ことではありません。
不要なものを手放すことで、自分にとって本当に大切なものを見つめ直し、執着から解放される「心の整理術」でもあります。
今回は、片付けが苦手な人でも挫折しない、断捨離の正しい進め方とマインドセットについて解説します。
Contents
断捨離をすると人生が好転する3つの理由
部屋が綺麗になる以外にも、断捨離には大きなメリットがあります。
1. お金が貯まる
「家に何があるか」を把握できていないと、同じような服を買ったり、ストックがあるのに洗剤を買ったりと、無駄な出費(二重買い)が増えます。
必要なものだけを持つ生活になれば、本当に気に入ったものだけにお金を使うようになり、自然と節約につながります。
2. 時間が増える
人は一生のうち、平均して「探し物に年間150時間」を使っているというデータもあります。
物が減り、すべての物の住所(定位置)が決まれば、探し物の時間はゼロになります。
3. 決断力がつく
断捨離は「捨てる・残す」という小さな決断の連続です。
「今の自分にとって必要か?」を問い続けることで、優柔不断な性格が改善され、仕事や人生の選択においてもスパッと決断できる思考力が養われます。
どこから手をつける?挫折しない「片付けの順番」
断捨離に失敗する人は、いきなり「思い出の品(アルバムや手紙)」から手をつけようとします。
判断が難しいものから始めると、手が止まってしまい、結局部屋が散らかっただけで終わってしまいます。
片付けコンサルタントのこんまり(近藤麻理恵)さんも提唱するように、片付けには「正しい順番」があります。
レベル1:衣類・靴・カバン
まずは自分の身につけるものから始めます。
「1年以上着ていない服」「サイズが合わない服」「毛玉だらけの服」は、思い切って手放しましょう。
「いつか着るかも」という「いつか」は永遠に来ません。
レベル2:本・書類
読みかけの本、古い雑誌、不要なレシート、取扱説明書(今はネットで見られます)など。
「殿堂入り」として何度も読み返したい本以外は、古本屋に売るか電子書籍に移行しましょう。
レベル3:小物類(キッチン・洗面所・雑貨)
使っていない食器、期限切れの化粧品、謎のコード類、景品でもらったボールペンなど。
「使えるか?」ではなく「使っているか?」を基準にします。
レベル4:思い出の品
写真、手紙、子供の作品、昔の趣味の道具など。
これらは最も判断が難しく、感情が揺さぶられるものです。
レベル1〜3を経て「捨てる筋肉」が鍛えられてから、最後に取り組みましょう。
「捨てられない」を乗り越える魔法の言葉
どうしても捨てる決心がつかない時は、物に対してこう問いかけてみてください。
「これを今の家賃を払ってまで置いておきたい?」
家には家賃(または住宅ローン)がかかっています。
例えば、家賃10万円で50平米の部屋に住んでいるなら、1平米あたり2,000円のコストがかかっています。
使わない荷物を置くために、毎月数千円の家賃を払い続けるのは「もったいない」ことではないでしょうか?
また、頂き物で捨てにくい場合は、「ありがとう」と言って手放しましょう。
その物は、あなたに「もらった瞬間の喜び」を与えるという役割をすでに終えています。
感謝して手放すことで、罪悪感なくお別れができます。
まとめ:断捨離は「自分軸」を取り戻す作業
断捨離をして物が減ると、部屋の空気が変わり、思考がクリアになります。
「なんとなく持っている」ものがなくなり、「自分が本当に好きなもの」だけに囲まれた暮らしは、想像以上に快適で満たされたものです。
一度に全部やる必要はありません。
まずは「財布の中のレシート」「引き出しの1段目」など、小さなスペースから始めてみてください。
その小さなスッキリ感が、次の片付けへのモチベーションになるはずです。

